11月8日(土)の正午スタートで、第3回目となる神宮外苑ウルトラマラソン50kmレースが開催された。今年も出走者10名という小規模ながら、男子はフルマラソンのベスト記録が2:19-2:32の精鋭たちが凌ぎを削る展開となった。
優勝は3:40/km前後のイーブンペースから後半はさらにナチュラルにビルドアップして3:02:19を記録した平田繁聡(静岡・御殿場滝ヶ原自衛隊)で、大会記録(3:01:20、高橋雅一 2009年)には及ばなかったものの国際レベルの好タイムだった。2位の村戸雄輝(神奈川・ハートブレイク)は中盤まで平田に食らい付き、かつ後半も粘って大会歴代4位のタイムを記録した。前週の世界選手権代表であった杉本智哉(東京・日テレJC)は、その疲れをものともせず、大幅自己ベストでの3位入賞を果たした。女子も世界選手権帰りの藤澤舞(千葉・札幌市役所)が前週の体調不良から回復して元気な走りを見せ、今月21日の100km世界選手権(カタール・ドーハ)へ向けて好感触をつかんだようだった。
男子は3時間20分未満、女子は3時間50分未満の記録を出した選手が、来年2015年に再びカタール・ドーハで開催される予定のIAU 50km世界選手権の代表選出条件をクリアした。
前回大会からほぼ完全な夜間走となっている12時間走と6時間走は、それぞれ舩越竹雄と岩崎良が総合1位となった。
= 50kmの部上位結果 =
【男子】
1 平田 繁聡 3:02:19
2 村戸 雄輝 3:05:10
3 杉本 智哉 3:14:13
4 出口 光 3:17:17
5 藤原 孝志 3:27:56
【女子】
1 藤澤 舞 3:39:12